冷たい川に古いものが浮かんでいる

眉毛に沿って描く ペンが黄色のタッチで落ちる 沈香が燃え尽き、長い間丸まってしまう

ふさわしくないのと思うのだが

世の中にはよくもこう次から次へと、世の中を騒がせることが起きるものだ。
  少し前は佐村河内氏のゴーストライター問題。
ベートベンのように耳の聞こえない人の作った素晴らしい音楽と言うことで感動していると、この有様。本当に驚いた。だけど私の興味は、ゴーストライターの作った曲は名曲なのかそうでないのか、というところだけだ。
それにしても佐村河内とは長い苗字だこと。

  この騒動がおさまると、今度は小保方晴子さんの英科学誌Natureに載せた「STAP細胞」の論文騒ぎ。これは佐村河内氏のようなみみっちい話ではない。世界の理科学界を揺るがし、日本の理科学界にも汚点を残す事件だ。
  しかし、私のような“リケ女”ならぬ“ボケ女”には、小保方さんという女性は研究熱心な“学者馬鹿”で可愛い“天然ぼけ”に思える。
他者の論文のコピー・アンド・ペーストや、違う研究の写真の使い回しが許されないことは、論文を書く大学生なら誰でも知っている。それを知らなかったというから、よほど研究・実験に夢中で他のことは頭にない人なのかも。
私のいた研究室でも学生たちは卒論の提出日が近くなると、泊まり込みで実験・研究をしていた。小保方さんは論文を書くのが苦手な人だったのか、それとも研究・実験に没頭して論文を書く時間も惜しい人だったのか。
  この問題が報道され始めた時、知り合いの大学教授が、「あの世界的な科学誌Natureに載った論文は、簡単な写真のミスだって許されない」と言っていた。
やはり次々と検証され、不適切な点が多数発覚して大問題に発展。彼女の博士論文にまで波及して、博士号も取り消されるかもしれないとか。Italy travel package
 小保方さんは現在、心神喪失の状態にあるという。可哀想に!
“ボケ女”の私からみても小保方さんだけの責任でない。
彼女の指導教授、博士論文の審査をした主査、副査の教授たち、「STAP細胞」論文の14人もの共著者、 お前らみーんな悪い!
Natureに載せるときだって、論文審査があったはずだ。
彼女はまだ博士号を取って間もない30歳の若さ。立ち直ってSTAP細胞を完成させてくれればいいのだが。

  私は社会学者の上野千鶴子さんが好きだ。歯に衣着せぬ物言いが面白い。
読者の悩みに答える朝日新聞のコラム「悩みのるつぼ」で、彼女の答えを読むのを楽しみにしていた。
山梨市は18日に予定していた上野さんの講演会を、市民からの反対メールで中止にしたそうだ。164人の参加希望があったのに、たった10件の反対メールで。 「悩みのるつぼ」での答や「セクシィ・ギャルの大研究」「スカートの下の劇場」などの著書タイトルが「公費で催す講演会の講師としてふさわしくない」とか。講演内容は“在宅医療や介護の問題”でそれとは関係ないのだが。flower shop florist
因みに問題になった「なやみのるつぼ」の内容は、15歳の男子の質問で要訳すると、性欲が強すぎて受験勉強に身が入らない、夜道で女性を襲わないかと心配、というものだった。上野さんの回答は、「男性というものは性欲に振り回される生き物だから同情する。―中略―、経験豊富な熟女にお願いしてみて下さい」。 これを読んで大笑いした私も不真面目かな。
人の考えは様々だ。上野さんを講演するにふさわしくないと思う人がいても当然。だけど、そういう少数の意見に振り回される役所というのは如何なものか。
よく調べないで安易に物事を決めることこそ、おおやけの仕事として、ふさわしくないのと思うのだが。
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